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『果たして本当に最強(笑)なのか?』

 一番グレードが低いエコノミーモデルやニッチメーカー製のモノを除き、今や国内ロッドメーカー製のルアーロッドの殆どに採用(=標準装備)されていると言っても過言ではない

『SICガイドリング(シリコンカーバイドリング)』

 日本市場に於いては、その特異とも云うべき状況(事実上の一社独占と言ってよい市場シェア率(=健全な市場競争原理が働かない))に加えて、『SICガイドリング採用でなければ、ルアーロッドに非ず』という長期に渡る業界のステマ効果?と、 更に昨今のPEラインの急激な普及(ライン特性上、引っ張り強度は極めて高いが、摩擦に対してはてんで弱く、そのため表面滑らかなライン放出性と高い放熱性の両面に優れたガイドリングが必然的に求められる)も追い風となって、もはや向かうところ敵なしのガイドリング素材となりつつあります

 さて、当ブログでも散々取り上げた、この『SICリング』、その長所は何と言っても『工業用ダイヤに匹敵すると云われる硬度(=耐摩耗性の高さ。要するにリング表面が傷付きにくい)』と『高い放熱性(=ラインとの摩擦によって生じる熱を素早く逃がす。結果、摩擦熱によるラインの劣化が起きにくくなる)』、この二点に尽きると思います(場合によっては、これに『軽さ』が加えられる場合もありますが、『軽さ』に関しては、組み合わせて使われる『ガイドフレーム素材』によってかなり変わってくるので、長所にはあまり成りえないのではないかと…)

 上記二つの長所に関しての他のガイドリング素材との性能差は、実釣性能はさておき、公表されている数値を見れば歴然としており、これだけ長きに渡ってガイドリング界(笑)で長期政権を維持しているのも頷ける話です

 逆に欠点は昔と比べるとやや改善されてはいるものの、やはり他のガイドリング素材と比較すると『高価であること』と『瞬間的な外部からの強い衝撃に対して、脆い面があること』。前記の欠点に関しては、国内ロッドメーカー以外のルアーロッドを見れば分かるように、舶来ロッドメーカーでは未だに『ハードロイ系ガイドリング(アルミナオキサイドリング)』が主流であり、『SICリング』が使われているのは一部のハイエンドモデル、及び日本市場向けモデルに過ぎないことからも、如何に高価な素材(=ワールドスタンダードではない)であるのかが何となーく伺えます
 もう一つの『欠点』ですが、それだけ硬いと云うことは、反面素材に粘りがなく脆い面があると云うことでもあり、実際に一点に集中して、何か硬いもので強い衝撃が加わると、あっけなくリングが割れてしまうことがあります。『ロッドをラフに扱う場合には、SICガイドリングではなく、ハードロイ系ガイドリングを採用したロッドがベスト』と云われる故です

 さて、ここで『SICガイドリング』以外の素材のガイドリングに目を向けてみると、かつては一世を風靡した『ゴールドサーメットガイドリング』はもはや絶滅危惧腫状態で、メーカーによっては『Oリング』『ハイアロイ』などと呼び名が変わるものの『ハードロイ系ガイドリング』に至っては、国内ロッドメーカーに於いては、コスト的に『SICガイドリング』を採用することが難しい、廉価版ルアーロッド専用ガイドリング的な扱いに成り下がっています

 ここで個人的に残念なのは、『準SICガイドリング』的なスペックを持つ、『アルコナイトガイドリング』や『ハイアロイガイドリング』を採用する国内ロッドメーカーが殆ど存在しないこと。また、供給元のフジ工業も『アルコナイトガイドリング』は海外輸出用商品と位置付けているのか、国内でこの素材を採用したガイド自体を入手することは極めて難しいと云うことです(舶来バスロッドメーカーの『セントクロイ』のミドルクラスバスロッドや、『ラパラ』のルアーロッドには『アルコナイトガイドリング』を採用しているものがあり、舶来ロッドメーカーの商品を見ても採用しているルアーロッドが結構多いんですけどね。たしかシマノの欧州市場向けパックルアーロッドも『アルコナイトガイドリング採用モデル』だったように記憶してます)

 まあ、これも『健全な市場競争原理が働かない独占市場の悪影響』なのかも知れないですね(市場競争原理が働かない独占市場が最終的にどのような結果を招くかは、件の電力会社を見ればお分かりの通り)。メーカーとしては単価が安い商品(アルコナイトガイドやステンレスガイドフレーム)よりも、やはり利鞘が大きい高額商品(SICガイドやチタンガイドフレーム)をなるべく率先して売りたいのは分かるんですけどね。飽くなき利潤の追求=企業の本質な訳だし
 やっぱり競争相手(ライバル)がいてこそ、お互いに切磋琢磨し、様々な面で成長するのであって、競争相手もなく、何の努力をせずとも、常に自分がトップでいられるような立場に胡座をかいているようでは、やっぱ駄目ってことなんでしょうね、人も企業も

 おっと話がだいぶずれた(^_^;)。まあ総合性能や供給のバランスを考えると、現時点ではやはり『SICガイドリング』が日本国内では最強なのかも知れませんが(ロッドメーカーとしても総合的に一番無難な性能で、かつ安定して供給されるパーツを選択するのは、至極当然のことでありますしね。それが喩え一独占企業による市場コントロールの結果としても)、商品選択の際の重要な項目の一つである、価格(=コストパフォーマンス)のことを考慮すると、一消費者としては、個人的にやはり多少の選択の余地も残してほしいところです

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No title

ゴールドサーメットの滑りを経験しちゃうとsicもハードロイも大差ない気がします・・・ハードロイでも全然PE使ってますし・・・
アルコナイトも使ったことありますが、sicとの差はほぼ感じ取れませんでした。というか脆い一面まで似通って 、じつにあっけなく割れます(笑)
ハードガイド系は旧型フレームのラインナップしかないのが辛いとこですね。

ちなみに・・・ちょっと前に組んだロッドは、ステンハードガイドありのチタンKありのULガイドありのチャンポン仕様です(笑)こういった自由な組み合わせもしたいので、Fujiの廃盤グセはなんとかして欲しいです(´Д` )

スティーヴさん、おはこんばんちは。コメントありがとうございます

『ゴールドサーメット』はある意味、PEラインとの相性が最悪なので(ラインでリングが削れる)ので、再ラインナップはなさそうですね(高価なのもネック)
然し『アルコナイトガイドリング』を割るって、いったいどういう使い方をしているんですか(笑)
コストパフォーマンスが高く、『SIC』より割れにくいというので、自作ライギョロッドやジギングロッドに敢えて使う人もいるのに
因みに日本市場は『SICマンセー』なので、ガイドフレームバリエーションに選択肢があるのは、基本『SIC』だけ(あと多少『ハードロイ』もあったかな?)
通販以外で『SIC』と『ハードロイ』以外のリングを入手するのは難しいですね

No title

私がガイドを破損する場所は・・・大抵部屋です(笑)部屋で振り回してる時に天井や床にカチンと・・・

あとは釣行中の不慮の事故ぐらいでしょうか。個人的には、破損が多い=中古でジャンク品が出やすいということで実は歓迎だったりします(笑)ブランクにさえダメージが入らなければガイド交換なんて簡単ですしね。

スティーヴさん、おはこんばんちは。コメントありがとうございます

あー、そういう状況じゃガイドリングが割れても仕方ないですわ(笑)

でも、ガイドの付け替えって正直面倒くさくないですか?
自分も何回かやってますが、特にスレッドを巻く作業とその後のコーティングが面倒で面倒で(´Д`)

No title

ガイド交換・・・確かにめんどくさいですね(笑)
コーティング乾燥用のモーターを出すとこで二の足踏んでしまいます・・・

また、Fujiのカタログに控えめに掲載されてますが、装飾用のメタリックテープ?みたいなものは便利ですね。バスロッドぐらいなら実釣にも耐えれます。
おかげで仮止め状態の竿がいくつも部屋に転がってる状態です(笑)

スティーヴさん、おはこんばんちは。コメントありがとうございます

あのスレッドコーティング作業用モーターにまで手を出したら
立派なロッドビルダーですね(人によってはあのモーターを自作する人もいるとか)
やっぱり自分でガイドをブランクスに取り付ける以上
綺麗にスレッドを巻いて、コーティング処理を施して
見た目美しく仕上げたいのが人情というものです(笑)

No title

モーターを自作する人・・・私のことのようですね(笑)

スティーヴさん、おはこんばんちは。コメントありがとうございます

嗚呼。やっぱり既にフィニッシングモーター自作してますか(笑)
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既に人生を棒に振りつつある独身貴族(というより独身貧民)。海なし県在住にも関わらず、ソルトウォーターゲーム、特に身近なシーバスとラパラ、アメリカンルアーをこよなく愛する心優しきオッサンアングラー(←本当かよ)。さらに雑学やオタク系知識に造詣が深い(笑)

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